こんにちは、皆さん。今日は特に30代から40代の女性に向けて、
腱鞘炎という症状についてお話ししたいと思います。
腱鞘炎は、特に手や腕を頻繁に使う仕事をしている方や、産後や更年期の女性に多く見られる疾患です。
今回は、その腱鞘炎について、シップの効果より大切にしたいこと。自己ケアについて詳しく解説していきます。
腱鞘炎とは何か?
腱鞘炎は、腱や腕にある腱を覆っている腱鞘に炎症が起こる疾患です。手の使いすぎが原因となり、手首に負担のかかりやすいPC作業や重いものを持つ仕事をしている方に多く見られます。また、女性ホルモンの影響もあり、ホルモンバランスの変化が起きやすい産後の女性や閉経後の女性も腱鞘炎が起きやすくなります。

シップの効果よりも大切なこと
シップは、症状を緩和する目的で使います。市販のものですと温湿布や冷湿布がありますが、直接に冷やしたりや温めたりする効果はありません。
ですので、ご自身が貼って楽になるものが、ベストチョイスです。
さて、湿布の効果よりも大切なことですが、固定をすることが腱鞘炎を回復する近道です。
腱鞘炎の自己ケアの提案
シップの使用だけでなく、自分自身でできるケアも重要です。以下に、腱鞘炎に効果的な4つのセルフケアをご紹介します。

温めるか?冷やすか?
腱鞘炎に対しては、温めることと冷やすことのどちらが良いかは一概には言えません。あなたの体調や痛みの状態によって、どちらが適しているかが変わります。
温かいお湯やカイロで温めたり、氷などでアイシングをしてみて、痛みが和らいだり楽と感じられる方で良いです。
例えば、今日は使いすぎたと思ったら、10分程度冷やして、炎症が広がらないようにしてください。
しっかり睡眠をとる
睡眠は健康でいるための基本中の基本です。しっかり睡眠をとることで体は回復します。睡眠不足が腱鞘炎の原因とは考えにくいかもしれませんが、実は大いに関係します。
ストレッチ
腱鞘炎に良く効く体操をアドバイスします。ポイントは痛みのある部分だけでなく、手首、肘、肩、肩甲骨や上半身、下半身など全身のストレッチをすることです。全身の筋肉をゆるめて血液などの体の水分を循環させてあげましょう。
カラダの使い方
腱鞘炎の方は体が上手に使えず、腕だけで作業していることがあります。体全体を使うことを意識すると、腕にかかる負担が減っていきます。
シップで良くならない理由
いくらシップを貼っても腱鞘炎が良くならないのには理由があります。それは、腱鞘炎を起こしている原因にアプローチできていないからです。指や手首に痛みがあっても、そこに痛みを起こしている原因はありません。なので、いくら指や手首にシップを貼っても、腱鞘炎は楽になっていかないのです。

