坐骨神経痛は温める?冷やす?どちらの方が正解なの?

こんにちは。
逗子市の坐骨神経改善専門の桜山鍼灸整骨院整体院です。

クリニックや病院で坐骨神経痛と診断された上で湿布と痛み止めを処方されて飲んではいるが痛みは続いている。果たして、痛いときは冷やすのか温めるのがいいのか?戸惑いますよね。

痛みを出来るだけ早く取り除いて行きたい気持ち十分よく分かります。結論は「温める」です。今回はその裏付けも含めてお伝えしていきます。

坐骨神経痛の一般的な原因とは?

坐骨神経の説明をしますね。

坐骨神経は身体の中で最も太く、長い抹消神経です。腰から始まり爪の先端まで下半身全体を支配している神経です。
腰、殿部、大腿後面、膝裏で二手に分かれます。
①下腿後面(ふくらはぎの裏)、足裏
②下腿外側(ふくらはぎの外側)、足首の外側、足背
の2つのルートがあります。

この2つのルートに沿って痛みがでます。

殿部
太ももの前
太ももの外側
太ももの後ろ側


ふくらはぎの外側
ふくらはぎの後ろ側
スネ
足首(外側、アキレス腱)
足裏
足の甲
足の指(親指~小指)

坐骨神経痛は、上記の神経走行上に痛みやしびれが出現している疾患です。病名ではなく、症状を意味しています。


一般的には腰痛があって坐骨神経痛になる方が多いと思います。腰痛の原因は様々で以下の症状が起因して坐骨神経痛がでています。


・梨状筋症候群
・椎間板ヘルニア
・分離症、すべり症
・脊柱管挙作症
・腰痛 
・その他原因不明と病院で言われた坐骨神経痛

痛みがある場合冷やすことが良いのか?

坐骨神経痛は先ほど解説したように坐骨神経の走行上に痛みがでる状態をいいます。
ほとんどのケースで腰痛を伴います。元々腰痛持ちでひどくなると坐骨神経痛がでて痛みやしびれがでるのが一般的です。

一般的に患部を冷やすか温めるかは急性と慢性に分けて考えていきます。

急激な症状(ギックリ腰、捻挫など)は冷やす
慢性化している症状(慢性腰痛など)は温める

坐骨神経痛は腰痛がトリガーとなって痛みやしびれが現れているため痛みの期間が長くなる人がとても多い症状です。ですから慢性症状になります。
従って 坐骨神経痛は温める ことが大切なケアになります。

※最新の医学では急性症状は冷やすより温めて血行促進を促す方が回復は早いと言われてきていますが、ただ、  炎症も促すため一時の間痛みが増しますので安静にできる時間と環境が必要ですので慎重に行う必要があります。

・お尻や腰の痛みのあるところにカイロを貼る
・お風呂に入ってゆっくり湯船に浸かる
・レッグウォーマーで足首、ふくらはぎを保温して冷やさない。
・レギンスやタイツを履いて下半身を冷やさない

お尻や腰の痛みのあるところにカイロを貼る

使い捨てカイロを用意します。


坐骨神経痛は腰痛を伴うことが多く痛みの出るところを温めると
楽になることが多いです。貼るところは腰やお尻の痛みが強いところ。

 
少し動かして痛い、押して痛いところに貼るのがオススメです。

※低温ヤケドには十分注意する必要があります。また痛みが増すようでしたら使用を控えてください。

お風呂に入って湯船に浸かる

冬場や夏場の冷房で冷えた体にはお風呂が一番です。
湯船に全身浸かることでリラックス効果もあります。

痛みで体が固まっていますのでゆっくりほぐしてください。

夏の暑い時期は半身浴で下半身をゆっくり温めましょう。

レッグウォーマーで足首、ふくらはぎを保温する


ふくらはぎを冷やさないことは坐骨神経痛の方にはすごく有効です。
ふくらはぎは毛細血管が多く血液貯蔵量もたくさんある場所です。
血液もじっくりと流れるため外気の冷えの影響を受けやすいのです。

ふくらはぎで冷えた血液が太もも⇒お尻⇒腰と登って来て各部を冷やしていきます。
ですから、ふくらはぎを冷やさないことが大切なのです。